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ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎作。

疑問なんですが、この人の作品には必ずといっていいほどイイ男(イケメン)役がでる。主人公だったり脇役だったりするのですが、それでも必ずヘンなところがある。今回は以前アイドルを痴漢から救いマスコミに取り上げられた「イイ男」

ところが一転、首相暗殺の殺人犯にでっちあげられ、巨大組織(こう書くと恥ずかしいな)から追われます。もともと気の弱い性格でなにやってもそこそこ。昔の彼女には「よくできました」どまりの男だといわれるくらい。(笑)

ストーリーからするとハリウッド映画のように100%サスペンスものになるのですが、ユーモアも交えながら「日常感の中にある話題のひとつ」くらいに落とし込むのがスゴイ。

最初結果を第三者的な視点で淡々と語り、時間軸がばらばらと変わって語られているので全く飽きません。2度、3度と読み返してみると面白い作品かも。

「人間最大の武器は習慣と信頼だ・・」主人公の友人が発する言葉ですが、単純にこの言葉が本の中にぺらっと出てきても読み手はすぐ忘れるでしょう。ただそれが効果的な箇所で繰り返し語られることによって、共感が増します。「思いは伝わるまで語る」を地でいってますね。

また主人公の父親の元に殺到するマスコミを下記のように痛烈に皮肉ります。

「名乗らない、正義の味方のおまえたち、本当に雅春が犯人だと信じているのなら、賭けてみろ。金じゃねえぞ、何か自分の人生にとって大事なものを賭けろ。おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を、勢いだけで潰す気だ。いいか、これがおまえたちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら、覚悟はいるんだよ。バスの運転手も、ビルの設計士も、料理人もな、みんな最善の注意を払ってやってんだよ。なぜなら、他人の人生を背負っているからだ。覚悟を持てよ」

うーん。。。毒ギョーザといい「覚悟」をもって仕事しよう!

とりあえず「ゴールデンスランバー」お薦めです!

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